20171016-17 仙台女子2人旅

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こんにちは。はだかちゃんです。彼は仙台藩伊達政宗公。

今回は10月16日から1泊2日で松島・仙台旅行へ行ってきたのでそのレポです。

 

同行は最近原稿に疲れてくるとYouTubeでパンダの赤ちゃんの動画ばっか観てる漫画家のA氏です。いいよねパンダ。体重増やしても褒められるしママのお乳飲んだだけで感動されるし笹食ってるだけで勝手に彼氏もできるし……。

基本的に泊まりの旅行のパートナーは彼女なのですが、旅行となると普段の大人しさが一転し浮かれポンチミーハー女になるので、観光目的の旅行にはぴったりの相手です。今回も前日の夜から朝ごはんに駅弁を買って新幹線で食べると意気込んでおりました。食べてた。いくらとうにとかにの三色丼みたいなやつ。

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彼女の名誉のために言いますけど、普段こんな雑なダブルピースとかする女じゃないんですよ。

わたしが当日の朝早くから「かなりの薄着で出てきてしまった……」とツイッターで呟いたら「はだかちゃん薄着って書いてたから、はだかちゃん用にストール持って来たよ」と洗いたてのストールをわざわざ荷物に入れてきてくれた優しい女です。あと絵がうまい(紹介以上)

今回の旅でいろいろ気付きがあったのと、旅のストレスを軽減するためにA氏が提案してくれたこともあったのでちょこちょこ書いておきます。

東京から片道1時間半、東北新幹線はやぶさに乗って仙台へ……真冬のような厳しい寒さに晒され、いきなり東北の洗礼を浴びる。とりあえず仙台駅前にとったホテルに荷物を預けに行きます。といってもわたしもA氏も荷物は超コンパクト派なので駅のロッカーで良かったんですが、せっかくホテルが仙台駅から徒歩5分圏内のところにあるので場所の確認も含めて移動。

荷物はできればコンパクトにした方が良いです。女子は服装とか、化粧品、コテなんかの美理容関係で荷物が膨れがちなんですが、旅の目的が観光で、インスタグラマーじゃない限り荷物はコンパクトにした方が良い(2回目)時間節約と移動ストレスの軽減のために。

そんでもってホテルはターミナル駅からできるだけ近いところを選びましょう。(今回のように市内を中心に動き回る旅の場合に限りますが)移動の拠点はターミナル駅になることが多いし、旅の最終日に万が一ロッカーが空いてなかった場合も駆け込めるので。旅行は安さを優先するより快適さをとった方が結果、費用対効果が良かったりする。

今回、わたしが選んだホテルは『ホテルビスタ仙台』

【公式】ホテルビスタ仙台

マジ、ここ、ほんっっっと良かったです……。 

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スペーリアツイン2人で泊まって平日価格15000円(1人7500円)トイレ・浴室・洗面所はそれぞれ独立タイプで、ホテル内には大浴場も完備。エレベーターや大浴場のセキュリティ対策もばっちり。朝食バイキングもかなり充実していて、部屋・立地・インフラ・食事・価格すべてにおいてA。ベッドのところにコンセントもありました。A氏は朝食で牛タンカレー食べてた。

荷物を預けて向かったのは……観光案内所!!!!!!!!!!!!!!!!

何せ今回、珍しくノープラン。行きの新幹線で「松島あることに気付いた」「松島行こう。行き方は知らん」とことりっぷ片手にIQ2の打ち合わせを済ませたのみです。行き方も乗る電車もスマホで調べるの面倒、おまけに飲食・観光系は検索するとゴミみたいなキュレーションサイトが大量に上にあがってくるの鬱陶しいよね……。情報の信頼度も低いし。シンプルな情報だけを求めて行くにはぴったりです。ことりっぷはどうした。

何も情報を持たぬままカウンターに行って「松島に行きたいんですけどお……」と言うとお姉さんが親切にパンフレットと行き方を教えてくれます。この時点で11時くらい。全然余裕で行って夕方には仙台市内に戻ってこれるなと判断。ということで松島へ。『松島や ああ松島や 松島や』で有名な松島です。

A氏「芭蕉、手抜き過ぎ」

はだかちゃん「コスパ良いよね~」

みたいな超絶頭悪い話をしていたんですが、あとで調べたら芭蕉が詠んだものではないようです。松島に立ち寄ったはずの芭蕉が句を詠んでいないことに目を付けた後の時代の誰かが松島の美しさに芭蕉も言うことなく絶句したで~!!!!みたいなことを伝えたかったらしい。芭蕉の弟子の曾良は詠んでるようで、情緒あふるる句が残ってました。

260あまりの島からなる松島は日本三景のひとつです。(ちなみにあとふたつは天橋立厳島)松島をガイドにのせて回遊するフェリーのツアーは松島に着いたら最初にチケットを買っておきましょう。1日7本くらい出てます。東日本大震災で一部崩れた島もあるとか、比較的大きな島には人が住んでるとか、野々島には小中学校があって周辺の島に住む子どもたちは私船で通学してるとか。回遊しながら聞くガイドアナウンスはかなり面白かったです。

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松島は他にも政宗公ゆかりの寺や、食も楽しめるのでそんなに派手さはないけど観光地としては充実してる気がする。機会があったらまた行きたいです。仙台から電車で1本約40分くらいで着きます。

夕方には戻って来てホテルでチェックイン。ここでA氏が「旅行中の財布一緒にしたい」という提案がありました。

最初は「え?カップルかよwww」と思ったんですが、確かに観光中の交通費や施設の入館費、食事代をいちいち1人ずつ会計するのは面倒だし、どちらかが2人分まとめて払ったら「あ、あとで払うね。いくらだった?」というやりとりが発生するわけです。最後にまとめてもらうにしても、支払うにしても、いちいち計算するのもだるいし、漏れも発生しそう。

行く先でお互いの支払い金額に大きな差が発生する場合はそこだけお互いの財布から出せば良いし。ただ、これ「100円200円の差額が許せない」という方には向いてない。

2日目、実際に実行したんですがすごく快適でした。次の行き先も決まっているしよく一緒に遊ぶので専用の財布(?)も購入。選んでるときも楽しかったですよ。やっぱりカップルかよって感じでしたけど。

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▲共同の財布。仙台駅前で購入。犬が可愛い。

夜は仙台名物、牛タン!ことりっぷにも掲載されていた、

www.gyutan-tsukasa.co.jp

※ホームページ開くと映像が流れるのでご注意ください。

観光客ばっかかなあと思ったんですが、意外と地元の人もいました。店内のテレビでは野球のクライマックスシリーズ楽天西武戦が流れてて、お客さん釘付け。西武がクライマックスシリーズで採用したサードユニが赤で、楽天のビジターユニも赤だったのでもうわけわからんことになってましたけど。ややこしすぎるだろ。でもお向かいのサラリーマンの団体は見分けついてたみたいなので地元の人なんでしょう。

本当は少し離れたところにある牛タンのお店をピックアップしてたんですが、移動と観光で疲れてしまったので、まあ妥協というか、遠くにあるこだわりの店より近くにあるそこそこ評判な店を選んだ結果で……。でも味もサービスも文句ありませんでした。十分満足できます。おすすめは牛タンのたたきと牛タンシチュー。ホテルから1分もかからない場所にあったし。大宮にもあるけd

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観光において妥協できるポイントが一緒、というのは結構大切かもしれない。観光もあまり頑張りすぎると疲れてしまう(わたしは)旅行って日常生活やストレスから解放されるためのものでもあるけど、やっぱり自分の生活圏から離れるストレスは多少なりともあるので旅行によって生じるストレスは極力排除したい。同行者は大事、妥協やこだわるところが同じだともっと楽で、楽しいです。もちろん金銭感覚も重要。旅行で喧嘩するカップル多いのわかる。

 

2日目は仙台城へ行こう!とだけ決めて、駅のロッカーに荷物を預け観光案内所へ。

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るーぷる仙台バス』に乗って仙台観光をすることになったんですが、結論から言うとわたしたちこのバスの乗り方失敗しました。

というのもこのバス1周70分、16か所をまわるバスなんですが上りと下りがないんですね。

るーぷる仙台とは|仙台市観光シティループバス「るーぷる仙台」

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 ⑥の仙台城跡をメインに④⑤も回ろうと思っていて最初に⑥の仙台城跡で降りてしまったんですよ……。これがどういうことかわかるか……。つまり⑥から④⑤を目指すとなると、1度仙台駅に戻らないといけないんですよ。一周70分なのに。

んでも、2つ前くらいだったら歩けばええやん????と思いますよね。山道なんですわ。しかもこれ刻んでるようで全然刻んでない。ということで、今後乗る方がいたらご注意ください。観光は手前から降りて進んで行ってください。まあいざとなればタクシー乗れば良いんですけど。わたしたちこの日予算6000円だったので……。とにかく行き当たりばったり、ノープラン・観光においては案内所まかせの、思考停止の旅を続けた弊害がここで出ました。

わたしたちのようにこのバス、使い方さえ間違えなければ620円の1日乗車券がおすすめです。施設によってはこの1日乗車券で割引がきくところも。資料館や博物館もこれで割引してもらえました。

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仙台城跡から見渡す仙台の街はきれいだったし、1個売りされている萩の月やずんだシェイクの食べ歩きは美味しかったし、政宗公の博物館「青葉城資料展示館」は見ごたえがあって面白かったです。でも、くまの出没情報はもっとまじめにやろ??な????

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次は仙台市博物館!歩きました!

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ここでは大量の政宗公ゆかりの品が展示されています。マジ大量です。あまりにも大量すぎて、疲れたA氏が「まだあんのかよ!?」ってなってました。いや、ありがたがれよ。

仙台城の献立表とか、政宗公が二日酔いで公務サボったよっていう部下への書状とか、関ヶ原の戦いの速報の書状、愛刀 宇佐美長光・はばき国行などを鑑賞。【提供:伊達家】にロマンを感じながら、満足して仙台駅へ。

お昼を食べていないので、早めのお夕飯。新幹線の時間もあるので、仙台駅の中にあるお寿司屋さんにしました。立ち食いです。

tabelog.com

おすすめは生サバ。失神するかと思った、うますぎて。

一貫じゃなくて1個ずつきます。たくさん種類が食べられる!ビールも飲んで、お腹いっぱい食べて、ここでお財布の中身空っぽに!

バスに乗って、食べ歩きをして、資料館・博物館などの施設を回ってお寿司を存分に食べてきっかり1人6000円。

お土産を買って充実の松島・仙台旅行終了。

色々語ったんですが、旅行は自分の目的と相手に合わせて動き方を決めてください。あと観光案内所を使うのはマジでおすすめ。次回からも積極的に使っていきたいなと思いました。前述したけど、ネットの情報って余程質の良いものじゃないと信用度低いし実際に行ってもない情報を掻き集めてテキトー掲載してるクソサイト多すぎで情報がごちゃごちゃしすぎて疲れるんですよね……。行きたいところをざっくり決めておいて観光案内所に頼るのほんとにストレスがなくて良いです。

 

A氏とは旅の終わりが寂しくならない工夫の1つとして次の旅行先を決めるということを実施してます。最終日前日夜に候補地をそれぞれ出してあみだで決めるんですが、もはやレクリエーションです。

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ってことで次回は奈良です。(1人3か所だしてお互い書いた候補地がわからないように書きました)

広島行きたすぎ問題

この、お互い行きたいところが一致しているのにも関わらず行けない不条理さもまた、良い。

 

 

追記

 

宮城県東日本大震災で大きな被害を受けた土地です。松島や仙台市内はそれを忘れるくらいきれいに整備されてました。ところどころに震災直後の写真があり、少しだけ垣間見ることができます。

行った際には是非それらも観てきてください。

松島はフェリー乗り場近くのレストルームに震災写真があります。仙台城跡は鳥居の前。

自然のエネルギーはわたしたち人間の領域とは全く異なる場所から突然きて、時に大きな悲しみや爪痕を残しますが、人間の強さもすごいんだ、ということを改めて感じることができます。地元の方の頑張りと、力と愛情に、月並みな言葉でしか語れませんが感動しました。実際足を運んで現地で見るからこそ意味があると思います。

杜の都、仙台。

天下取りを諦めた伊達政宗が、必死に守って育ててきた土地です。人も優しい。歴史も含めて、大好きになりました。

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▲現代のお殿様もビッグネーム